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この記事の内容
- 1 議論が分かれる「新車?中古車?問題」
- 2 割安な中古車を選びがちであるが…
- 3 新車を買うメリット
- 4 新車の値引き交渉で安く買う方法とコツ
- 5 不人気な車種を購入することのデメリット
- 6 「新車の値引き交渉で安く買う事」と同様に重要な「車を下取査定・買取査定で高く売る」ということ
- 7 車を下取査定・買取査定で高く売るための方法とコツ
- 8 車の売却はディーラーの下取りに出すことで簡単に済んでしまうが…
- 9 新車の値引き交渉で安く買う、車を下取査定・買取査定で高く売るための地道な努力は…
議論が分かれる「新車?中古車?問題」
多くの場合、新車を買うべきか?中古車にすべきか?というのは議論が大きく分かれるところだろう。
人によっては「お金の無駄なので中古車の方が良い」という人もいるだろうし、「リセールバリューのことを考えると新車」という人もいる。とても難しい問題だし、価値観の問題でもあるためこの問題に決着をつけることは難しいだろう。
私自身はというと、中古車も新車も両方買ったことがあるが、どちらかというと新車派だろうか。
割安な中古車を選びがちであるが…
私自身の場合を振り返ってみると、どちらがお得だったかというと新車を購入した場合の方がお得だったという経験が多い。
中古車を買ったときは、車両価格は安くても修理などのメンテナンスにかかる費用が高い割に長い間その車を乗ることもできず、次々に車を買い換えていた。その総額を考えると新車を長く乗ることよりも多くのお金を費やしていた。そういった経験があるためだ。
そのような感じで、「安い中古車を買ってたびたび乗り換えるのであれば、新車を割安に買って長年乗り続ける方が割安になるという場合もある」というのが現在の私自身の考え方だ。
新車を買うメリット
特に車に興味がない人にとっては、車は走れば何でも良いと思うだろう。また、新車は割高であると思う人も多いだろう。しかし、果たしてそうだろうか?というと先ほど書いているとおりそうでもない。
新車であったとしても、値引きなどを多くしてもらって購入した場合であれば、新車の割高感はずいぶん減るだろう。また、部品が新品であるためメンテナンスにかかる費用が中古車よりも圧倒的にかからないという点もある。
中古車などはタイヤなどをすぐに交換しないといけない場合も多く発生しがちであるが、新車であればそういう消耗部品をふくめて全てが新品であるところもある。
メリット1 馬鹿にできない保証や延長保証のメリット
また、新車には一定期間の保証がついていることも馬鹿にできない大きなメリットだ。
車は機械であるため、買ったすぐであっても壊れるときは壊れる。新車は部品等によって3年、または5年の保証がついているので負担がなく、高額な修理費用におびえる必要もない。
また、5年以降の延長保証を行っているメーカーもあり、保証料自体は高くなるものの故障するリスクに対しての対価としては割安だ。私も延長保証によって数十万の出費を救われたこともある。
メリット2 燃費基準をクリアした車であれば税金面でも割安になる
また、新車は中古車と比較して税金面でもお得になることが多い。一定の燃費基準を達成した車種であれば税金が優遇される場合もあるからだ。逆に、登録から長年が経過したような中古車であれば逆に税金が重くなるような場合も起こりうる。
メリット3 一台の車に長く乗るのであれば中古車よりも多くの年数を乗ることができる
そのようなことから、一台の車に長く乗るつもりであれば新車も中古車にさほどコストパフォーマンス面で劣らないことがわかるだろう。保証の面からも故障した場合にも安心して対応出来るという面で精神的にも良いところもある。
新車の値引き交渉で安く買う方法とコツ
さて、どうすれば新車を割安に購入することができるだろうか?
私も含めて、一般の人にとって車を買うということは人生でそれほど多くない事だと思う。しかも車を買うということは自動車ディーラーの営業マンとうまくやりあう必要もあり、結構交渉力を必要とされることだ。しかもとても気疲れもする。
このような場面において、毎日同じ事を繰り返しやっている営業マンの方が優位である事は確かだ。
これから、新車を買おうと思っている人にとって、どうすれば、自分の納得のいく最大の値引き額を引き出すことができるのか?私の経験を振り返りポイントを書き出してみた。
私のレガシィの場合、値引きについては、オプション品を含む車両本体価格に対して納得のいく値引き額を得ることができた。もちろん雑誌に乗ってあるような値引き額は軽くクリアーした。
新車の値引き交渉で安く買う方法とコツについては以下のようなものがあるだろう。
方法1 売れていない車を狙う
納車待ち期間があるような売れている車は、値引きを行わなくても売れるため、メーカーやディーラーも値引きをさほど行わないだろう。狙い目はそうでない車だ。
方法2 売れていないメーカーを狙う
先ほどの車と同様でメーカーについてもそうだ。販売に苦戦しているメーカーはどうしても値引きを拡大してでも販売する必要がでてくるところがあるだろう。
方法3 売れていないディーラーを狙う
店舗の交通の便や、建物が小さい・古いなどの表面上の理由で販売が苦戦しているディーラーなどがあるだろう。そういったディーラーは販売目標の達成に向けて必死だ。販売台数を伸ばすために値引きを得られる可能性があるだろう。
方法4 多くのディーラー(最低3つから5つぐらい)を回ること
同じ系列のディーラーであったとしても、店ごとで値引き額は変わるものだ。それぞれの店ごとのノルマの達成状況や営業戦略があるからそれは当然だろう。
方法5 自分の家から遠くのディーラーから回ること
安い見積もりを順々に取れることと、場慣れして交渉の腕を上げていくために効果的なのが自分の家から遠くのディーラーから回ることだ。結果的に家の一番近くのディーラーで1番安く買えるというのが今後のメンテナンス等の手間を含めても理想的だ。
方法6 モデルチェンジ直前の車を狙う
モデル末期の車は、たいてい急いで販売しなければ価値が落ちていくのみだ。当然ながら値引き幅も大きくなるだろう。
方法7 決算期や年度末、月末・夕方などディーラーが販売に力を入れている時期に車を買う
決算期や年度末などは、メーカーやディーラーは台数をさばき、売り上げ全体を上げたい時期だ。おのずと値引き幅も拡大してくるだろう。また、契約時期としては月初よりも月末だ(また、朝よりも夕方だ)。営業担当者もノルマの達成に向けて苦労しているのが月末だからだ。そのため上長への価格交渉もスムーズに進めてくれる場合もあるだろう。
方法8 ディーラーが持っている在庫車を狙う
在庫として置いてある期間が長いほどその車の価値は低減するし、在庫自体がそのディーラーのリスク(負債)にもなりかねない。在庫としての保有期間によっては大幅な値引きを行って処分することもあるだろう。
方法9 値引きを引き出すための他メーカのライバル車は不要の場合もある
私はレガシィツーリングワゴンを購入したとき、レガシィ以外のワゴンで他社で引き合いに出すような車は少なかった。国内メーカーではホンダのアコードワゴンかマツダのアテンザワゴンくらいである。
そのため、引き合いの車を出すよりもレガシィを本気で買おうとする姿勢を見せることが重要だったように思う。印鑑や印鑑証明書、手付金の保有など、本気でレガシィを買おうとしている姿勢を見せつける、アピールすると、営業マンも本気で乗ってくる場合が多い。
特に今日決めてもらえるという姿勢が客の側にある場合営業マンも本気で接してくれるはずだ。
方法10 値引き額は全体の価格の1割以上を最低限目指す
それでは、値引き幅はどのくらいの目標で望めば良いのだろうか?これは、メーカーや車種で全く異なるので、示すことはとても難しい。
しかし、目安としては、車両本体価格の20パーセント以上の値引きが目標、最低でも10パーセント以上の値引きがなければ買っても割安とは言えないだろう。値引き額の間安は価格.comなどの情報を参考にしてもよいだろう。
例えば、400万円ぐらいの総額の車である場合、値引き額は1割の40万円ぐらいが目安だ。交渉の場では、ハッタリをかませて50万円ぐらいで提示するぐらいで十分だ。相手にしない営業担当者も多いだろうが、今日買っても良いという姿勢を見せると本気で乗ってくる営業マンもいるだろう。
目標額をクリアする事が出来れはすぐに決断するという思い切りのよさや、こちら側の誠意も非常に重要になってくるだろう。
不人気な車種を購入することのデメリット
最後にこの方法のデメリットについても考えておこう。
不人気な車種を購入した場合、その車のリセールバリューが低いという問題が発生するだろう。乗り換える際の買取額は、不人気の車であるため期待できなくなってしまう。そのため、短期で乗り換えることなく長い間その車を乗っていくことが重要だろう。
ただし、中古車よりも経過した年数が少ない分、中古車を購入した場合のリセールバリューとさほど変わらない場合もある。その点はさほど気にする必要もないのかもしれないだろう。
「新車の値引き交渉で安く買う事」と同様に重要な「車を下取査定・買取査定で高く売る」ということ
上記のとおり、新車を購入するにあたって、どれだけ値引きがあるかということは、とても重要なことだ。
しかし、加えて重要なことは、売却する古い車の買取価格や下取価格などの価格をできるだけ高くするということである。なぜなら、車の買取や下取りの査定価格は、1つの基準価格が決まっているのではなく、中古車市場の動向や買取会社によって大きく変わってくるからだ。
しかも、購入する車の値引き額の変動よりも、こっちの価格の変動の方がだいぶ大きいことだってある。
できる限り高く自分の車を売るためのポイントを以下にまとめてみた。
車を下取査定・買取査定で高く売るための方法とコツ
方法1 新車購入でディーラーを回るよりも先に、古い車の売却準備を行う。(査定見積りを取る)
古い車の売却準備と新しい車の購入準備、どちらを先にすべきかというと、もちろん古い車の売却準備(査定見積り)である。
新しく車を買う場合、古い車の売却価格(買取価格や下取価格)がわからないと、どれぐらいのお金が追加して必要になるかもわからない。また、車の購入が決まってから車を売却しようとすると、急いで売らないといけないため、安く買い叩かれ、自分が考えていたよりも安く売却しないといけなくなる場合もあるだろう。
方法2 出来るだけ多くの査定(見積もり)を取る。
車の買取や下取りなどを行うにあたっては、売却査定見積もりは絶対に1社だけではダメである。複数社の査定見積もりをもらい、比較することがとても重要だ。
これを怠らないことによって、何かのオプションが買えてしまうくらいの差には簡単になるだろう。
こちらが買い取りを急ぐほど、または競合が少なければ少ないほど、買取の業者は値段を安く買い叩ける思うだろう。
方法3 買取や売却下取りの査定は、「順番」が重要
車の買取を行う会社は、たくさんの種類・会社があるが、それらの会社に売却査定に出すのも「順番」がある。
(1)その売却する車種に強い中古車販売店
一番最初に車の買取を見積もるのは、その地域で自分の車を多く扱っている中古車販売店だ。
インターネットで売却しようとしている車種を探し、その車種が一番充実している地域の店を探すのと同時に、そこで売っている車の値段から買取価格のだいたいのところを想像する。
車の値落ち率というのは、平均値が大体のところであるものなので、値落ち率なども参考にすることで、自分の車が人気車か不人気車かということもつかめるだろう。
ディーラー系ではない中古車販売店と、比較的新しい車であればディーラー系の中古車販売店に持っていっても良いだろう。もちろん両方できればよい。中古車販売店の場合は、あまり高い査定は期待できないかもしれない。
しかし、売却しようとしている車の大体の市場価格をつかむことができるし、最初の買取の基準額をつくることができる。または、ちょっとした期待だが、その車をメインに扱っている中古車販売店であれば結構高めの査定額をつけてくれる可能性もあるかもしれない。
ここでの査定額を基準に後の査定額についても比較検討していく。
(2)来店査定型の自動車買取専門店
次に査定をお願いするのは、自分が出向くことができる車の買取専門店だ。
ガリバーやアップルなどロードサイドに店を構えている自動車の買取専門店は多い。こういったところに次は持っていく。
あとで書くことにするが、訪問してくれる買取の査定もあるが、それらの営業マンはすぐに売ってもらいたい気持ちで熱くなるあまり、粘り粘ってなかなか帰ってくれない事も多い。それに対してこういった来店型の店舗であれば、自分から帰ればいいだけの話なので訪問型の査定よりも、気軽に査定をお願いすることができる。こういった買取専門店に事前に電話で予約をして出向くと良い。
参考までに例をあげると、来店も可能な自動車買取専門店としては以下のようなところがあるだろう。以下を参考にして、申し込み後、メールでの概算査定を確認、来店の予約をして査定に行くと良いだろう。
ガリバー
(参考リンク:ガリバー)
ビッグモーター
(参考リンク:ビッグモーター)
カーチス
(参考リンク:カーチスの中古車無料査定)
アップル
(参考リンク:アップル)
カーセブン
(参考リンク:カーセブン)
ラビット
(参考リンク:ラビット)
(3)訪問査定型の自動車買取専門店
3番目に査定をお願いするのは、こちらに出向いて査定してくれる訪問型の買取査定だ。これらの査定額は他の査定額よりも高い金額になる場合もあるだろう。
しかし、営業マンはお客さんの自宅に出向いて査定しているため、買取が出来ないと帰られないぐらいの勢いでこちらと交渉をしてくると思う。粘り強い営業マンが多いし、それが度を越すとしつこいと感じるときもあるだろう。
もちろんここでその場で売却するわけではないので、あくまあでも見積もりにとどめることが必要だ。しつこく売却を迫るようであれば、ありえない金額を査定金額として要求するなど、ふっかけてでもお帰りいただく必要がある。相手も商売である。こちらも情に流されることなくドライにならないといけないときもある。
車の買取査定で一番気を使うのはこの訪問査定型の自動車買取専門店だ。こちらも参考までに例をあげると、以下のようなサイトがある。
カービュー
(参考リンク:カービュー)
ウェブクルー
(参考リンク:ズバット車買取比較)
カーセンサー
(参考リンク:愛車無料査定も『カーセンサーNet』)
楽天オート
(参考リンク:楽天オート)
訪問査定型の自動車買取専門店は、インターネットから申し込みを出した後、訪問のアポを求める連絡が来る仕組みだ。上の来店型で査定した会社については、申し込み時にチェックをはずし、そのほかの会社で申し込むと良い。
また、事故車・廃車等の場合は、以下のサイトから申し込むと良い。
カービュー事故車査定
(参考リンク:事故車買い取り査定)
ガリバー廃車見積サービス
(参考リンク:車の処分にお困りならガリバー廃車見積サービス)
(4)ディーラーの下取り査定
最後に査定をお願いするのはディーラーでの下取り査定である。
ここで、とても大切なことは、新車の購入と下取り車の査定は別々にすることである。
具体的には、まず新しく買う車の値引き交渉を先にして、それがすべて終わった段階で今度は下取り車の下取りの査定の交渉をすべきだ。一緒に交渉すると非常にあやふやな形になってしまって相手の言い分に乗せられてしまうことが大いにありえるからだ。
車の新車の値引きと古い車の下取り価格は全く別である。どちらとも十分に有利な条件を引き出したい。
車の売却はディーラーの下取りに出すことで簡単に済んでしまうが…
車の売却はディーラーなどで下取りをしてもらうと簡単にすぐに売却できることは出来る。しかしそれでは、自分の古い車の価値を充分に高めていくとことにはならない。
反面、色々な車の買取や下取り、をそれぞれの会社と交渉することはとても気を遣うし、とても疲れることだ。私も何度か経験があるだ途中でやめたくなることもあった。
しかし、交渉をうまくやることでアルミホイールなどのオプションが一つ買えてしまうぐらいの値段の差には簡単になってしまうだろう。
新車の値引き交渉で安く買う、車を下取査定・買取査定で高く売るための地道な努力は…
こうやってまとめてみると、考えている以上に新車の値引き交渉で安く買う、車を下取査定・買取査定で高く売るという事は大変なことだと思えてくる。しかし、こういったことを地道に行う事で確実に車をお得に手に入れることができるだろう。
同じ予算であればより上位のモデルを購入する事につながるし、同じモデルであれば、より安くその車を買う事ができる。地道な努力は、決して自分を裏切らないだろう。