レガシィ 2.0GT DITを試乗して感じたこと(試乗インプレッション)

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レガシィ 2.0GT DIT アイサイトを試乗させてもらう機会に恵まれたので、そのときに感じたことをまとめてみた。

■エクステリアデザイン

フロント周りのデザインが少し変更され、顔つきは変更前と比べて高級感はダウンしたものの、かっこよさは増した感じだ。
エクステリアは、その顔と、後ろに貼(は)られたDITエンブレムぐらいで大きな変更はない。

■エンジンとCVT(リニアトロニック)

CVTのせいか、はたまた馬力とトルクがあがったDITエンジンのせいなのか、アクセスのレスポンスも過激な方にシフトしている。

SI-DRIVE(SIドライブ)を一番穏やかなI(インテリジェント)モードに設定しても、アクセル開度に対するスピードの出方は、私が今乗っているB型の2.5GTアイサイトモデルと比べても速い感じだった。

2.5GTアイサイトと2.0GT DIT アイサイトは、馬力やトルクのスペック上はそう大きく変わるものではないが(DITの方が上だが)、それははっきりとわかるぐらいの変化だと感じた。

CVT(リニアトロニック)については、CVTと思わせないという点、そして、ビッグトルクにも対応している点、燃費も相当向上しているという点で、良くできていると思う。
しかし、5ATに乗っている私にとっては一瞬であるが、動作に違和感を覚えることがあったのも事実だ。
短時間の試乗だったため、その理由を突き止めることはできず、CVT(リニアトロニック)については、正直わからなかったという印象だ。

■内装や各種スイッチ類

試乗して一番困ったのが、センターコンソールに移動したパーキングブレーキとステアリングに移動したSI-DRIVE(SIドライブ)スイッチだ。
パーキングブレーキは、センターコンソール上に移動したが、既にもう右足元付近のスイッチに慣れている私は、そこで不便を感じないし、センターコンソールに移動したからといって便利になったとは思わなかった。
ストローク量が増えた気がして、これは気のせいかもしれないが、逆に不便になったか?と感じた。

逆に不便になったと強く思ったのは、SI-DRIVE(SIドライブ)スイッチだ。
私の車の場合、SI-DRIVE(SIドライブ)スイッチはセンターコンソール上に、丸いダイヤル式で配置されている。
これは、実に良く考えられていて、運転中全くそのスイッチを見ることなくすばやくスイッチをSモードやS#モードへと操作することができる。
特に手元の見えにくい夜間などはとても便利で手元を見ることなく直感で操作できるのはすばらしかった。

しかし、2.0GT DIT アイサイトの場合、SI-DRIVE(SIドライブ)スイッチは右手側のステアリング部分に、アイサイトの制御系スイッチの下に移動している。
瞬時に変更したい場合、あまりにもスイッチが小さいことも考えると、瞬時に変更できるかは微妙だ。(慣れかもしれないが・・・)
あと、内装ナビ周りのべゼルやパネルカラーリングはかっこよく変わっていた。
私の2.5GTアイサイトの場合、標準で木目調パネルとなっていて、高級ともスポーティともいない内装だったが、DITはブラック系の内装でスポーティな印象に統一されていた。

■ボディの剛性

ボディの締まり具合(剛性)は向上していた。
横方向のロールが抑えられている感じは、とても良く感じられる。
インプレッサを試乗したときに感じられたボディ剛性の高さを、レガシィもそのライン上で高めてきたという印象だ。

マイナーチェンジでこれだけの変化を素人にも感じさせる点はさすが「スバル」だと思う。

しかし、前後方向のピッチに対する部分は相変わらずな印象で、ビッグトルクエンジンをちょっと乱暴に扱うと前後に体がゆすぶられる感じだ。
この辺は、STI製のフレキシブルタワーバーやリジットカラーを装着した自身の2.5GTアイサイトの方が、だいぶピッチを抑えていて、乗り心地も上だ。

2.0GT DITを購入する人は、納車後場合によっては、STI製のフレキシブルタワーバーなどのSTI製アフターパーツで武装していくのが乗り心地の面でも良いだろう。

■乗り心地

2.0GT DIT アイサイト、高速域での安定感は、ノーマルでも相変わらずすばらしい。
ノーマルでもDITの場合は足回りが固められているので、高速道路での安定性は私の2.5GTアイサイトモデルよりも向上していると感じた。

また、一般道の住宅地内など、ごく低速域(時速30km)になると、ポンポン跳ねるような感じで、硬い乗り心地を感じさせる場面もあった。
これはサスペンション周りのパーツがまだ新しいため(慣らしが済んでもある程度は固いと思うが)と、あとタイヤがブリヂストンのポテンザ(RE050A)を履くことが原因だろう。

ブリヂストンのポテンザ(RE050A)はパイロットスポーツなどと比べて、最高のグリップ力を発揮するが、低速域では、乗り心地が固く感じられることもあるからだ。

しかし、18インチを履いていることを感じさせないほど、乗り心地がしっかりとしていたことも事実だ。
実際に、2.0GT DIT アイサイトに乗ってみて、2.5GTアイサイトから2.0GT DIT アイサイトへ乗り換えたいかというと今のところは「まだいい」というのが印象だ。

理由は下記のようなものがあると思う。

・(ボディの形は、もちろんマイナーチェンジのため、そのままなので無茶はいえないが)ボディ剛性は高まってロールなどには強くなっていたものの、ピッチに対しては大きく改善しているとはいえなかった。

・CVTについても燃費が良くなったのは評価できるが、乗っていて違和感を感じたところが気になる。

・燃費も良くなった反面、18インチタイヤの維持コストは17インチと比べて安くない。

・SI-DRIVE(SIドライブ)スイッチの操作性がダウンしたということもある。

もちろん総合的に見ると2.0GT DITは進化なのだが、マイナス面もあり、2.5GTアイサイトオーナーからすると若干の進化にとどまるからだ。

レガシィの基本性能はとても高く、国内勢には敵なしといえるが、一番の敵は過去に作り出したレガシィ自身なんだとつくづく思う。

 




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