サイトマップ(記事一覧)はこちら
私のB型の2.5GTアイサイトの場合、ターボエンジンのため、新車で納車された時のタイヤとしてはブリヂストンのポテンザ(POTENZA RE050A)を標準で履いていた。
ポテンザはブリヂストンの中でも、スポーツ走行向けの高性能タイヤとして知られているグリップ力の高いスポーツ走行向けタイヤだ。
確かにポテンザは、ブリヂストンの中でもトップクラスの高性能スポーツタイヤということだけあって、いろいろな意味で申し分のないタイヤだ。
しかし、タイヤがパンク(バースト)したことをきっかけとして、ブリヂストンのポテンザからミシュランのパイロットスポーツに履き替えたのだった。
2つのスポーツタイヤを履いて見てわかったことの多いので、まとめてみたい。
■ポテンザの良いところ
・グリップ力がものすごく高い
ミシュランのパイロットスポーツ3に履き替えるまで分からなかったが、履き替えてみて初めてポテンザのグリップ力の高さを痛感した。
グリップするというよりも道路に吸い付く感じで走るのがポテンザだ。
それもあってか、ポテンザは走行していて、何かタイヤの辺りが重い感じとなるが、走行中は全くどんな環境下においても破綻を見せることはなく、安心しての走ることができるような感じだった。
・直進安定性が高い
すぐれたグリップ力と関係して、合わせて感じられたのか直進安定性の高さだ。
上でも書いているように走行していて、路面にしっかり吸い付くようにグリップしているからというところがあると思うが、直進安定性も素晴らしかった。
ハンドルに軽く手を添えておくだけでブレなく真っ直ぐしっかりと走るようなイメージだった。
■ポテンザの良くないところ
・乗り心地が硬い
優れたグリップ力と直進安定性と引き替えにしたネガティブ要因としては、乗り心地の堅さがあった。
すぐに荒れた路面に入るとバタバタとした振動が伝わってくるし、基本的にはとても硬い、そして重い感じがした。
やはり高級車というよりもスポーツカーという感じの乗り味だった
・ロードノイズが高め
上の部分にも関連するが、乗り味が固めのため、ロードノイズの大きくなるような感じだった。
ポテンザは高級なタイヤではあるが、高級車の静かさを期待するのは間違いで、地面にひたすらへばりつくような高級スポーツカーの乗り味だと感じた。
■ミシュラン パイロットスポーツ3の良いところ
・音が静かになり、乗り心地も良くなった
地面に吸い付くようなポテンザに比べて足回りが軽くなった印象。
グリップ力が落ちた分ロードノイズが小さめになり、乗り心地も良くなった。
・ポテンザほどでないもののグリップ力は高い
さすがミシュランのスポーツタイヤだけあってグリップ力は高い。
ミシュランのように路面に吸い付くような感じではないが、高速域になってもしっかりと路面にグリップする。
しかし、ポテンザのそれほどではない。
・雨の日のグリップ力が晴れの日に負けないぐらい高い。
雨の日であっても、晴れの日と同じペースで、安心して走ることができる。
晴れの日と比べても、クリップの変化が少ないところが良い。
■ミシュランパイロットスポーツ3の良くないところ
・直進安定性がポテンザの時よりも落ちた。
ポテンザと比べて足回りが軽くなった分、足周りが取られやすくなったと感じている。
直進安定性は低くはないものの、ポテンザのそれよりも下だと思う。
■まとめると…
確かにポテンザはとても高性能なスポーツタイヤだ。
しかし、メインはファミリーカーとして使い、ときどきお父さんのためのスポーツカーとして使う程度であれば、レガシィにとってどちらが良いかというとミシュランのパイロットスポーツ3だと思う。
乗り心地の良さや静粛性の高さなどがバランスとしてちょうどいいと思う。
しかし、生粋のスポーツカーにはポテンザがよく合うと思う。
いつか自分専用のスポーツカーを買った場合はポテンザを選ぶだろう