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この記事の内容
レガシィには、パドルシフトが標準装備されている。
私が乗っているレガシィは、ツーリングワゴンのターボモデルであるが、実際使用しているかというとあまり使用していない。
理由も含めて〇と× をまとめてみた。
まずは、× (バツ、ダメなところ)から。
1.市街地走行ではほとんど使わない(良くも悪くも必要性が低い)
私の場合は、パドルシフトはほとんど使っていない。
使わない理由は、良い理由と悪い理由の2つだ。
まず、良い理由は、ATモードにおけるシフトチュンジが自動で上手く行われていることだ。
AT モードであっても、SI-DRIVE セレクターというモードセレクターがあって、このモードによってシフトチェンジタイミングをしっかり管理してくれる。
例えば、一番過激エンジンレスポンスとなるS#(エス・シャープ)モードの場合、低いギアをうまく使ってくれるなど、設定がしっかりとしてして、パドルシフトが不要だからだ。
もう一つは悪い理由で、次のようなことだ。
2.シフトチェンジを受け付けてくれない時がある
エンジンの回転数や自車の速度などの条件によって、シフトチェンジを受け付けてくれないことがあることだ。
シフトダウンなどはエンジン保護などの目的のため、コンピューターで制限しているのだろう。
車のためとはいえ、シフトチェンジを自分の考えどおりに行えないと、自分が車を操っている感が無くなり、一気に「さめる」感じになってしまう。
3.使用すると燃費が悪くなる?
パドルシフトを積極的に使って攻めの走りをすると燃費計が恐ろしい表示をする。
スポーツ車顔負けのなかなか良い走りをするだけに、これはしょうがないとも言えなくはない。
昔はオートマというと燃費が悪いという感じはあったか、最近は車(特にコンピューター)の進化により、マニュアル車よりもオートマチックの方が燃費が良い場合も多い。
コンピューターも燃費運転のためにがんばっていると感心させられる。
次に、〇(マル、良いところ)は、
1.ダウンシフトブリッピングコントロール(回転数同期制御)が装備されている
今に乗っている2.5GT アイサイトモデルには、ダウシフトブリッピングコントロールを搭載している。
パドルシフトを使ってシフトダウンを行う場合に、エンジンの回転数を同期させてシフトダウンのショックがでないようにする「ブリッピング」を自動的に行ってくれるものだ。
これをマニュアルの車で行おうとすると「ヒール&トゥ」なる高度な運転技術が必要になってくる。(私は、ほとんどマニュアル車を運転したことが無いため、もちろん「ヒール&トウ」は出来ない。)
パドルシフトはあまり使ったことがないので、効果については、何とも言えないところがあるが、確かに、パドルシフトを使ってシフトダウンするとブリッピングをしてくれる。
ギアをパドルシフトで下げた時に、エンジンが一瞬唸りを上げるのは、スポーツカーに乗っているようでスポーツ感が高ぶって良いものだ。
しかし、同乗者がいる場合は、エンジン音にびっくりする場合もあるので、あまり積極的には使えないだろう。
まとめると、レガシィのパドルシフトというのは、マニュアルのシフトと同じようなことを期待すると期待はずれとなると思う。
パドルシフトでマニュアルのシフトチェンジと同じようなことはできない。
マニュアルのシフトチェンジは、車を自分の思うギアで車を走らせることができるが、パドルシフトの場合は車が介入してくる場合が非常に多く、車が認めてくれない限りシャフトチェンジを行うことはできない。
しかし、悪いことばかりでもない。
たとえパドルシフトを使用しなくてもオートマチックのシフトチェンジがとてもすぐれているので、自分でのシフト操作の必要性を感じないためだ。
SI-DRIVEセレクターを自分の気持ちに合わせるだけで、自分の走りたいギア設定をコンピュータは推測して自動的に行ってくれる。
レガシィのオートマチックは、眠たくなる時もあるが、悪くないと思う。