レガシィに「リジカラ」を取り付けた事の効果とデメリット

サイトマップ(記事一覧)はこちら

レガシィの直進安定性・静粛性・乗り心地をさらに改善できないか?

日本車の中でもレガシィは直進安定性の高い車だと言われている。確かに、日本車の中では直進安定性の高い車の一つだと思う。

しかし、これがドイツ車などの欧州車と比べて同等の直進安定性を持っているかというと、そうではない。ビシッとした直進安定性を有するドイツ車よりも、もう少し大柄な乗り味だ。

昔、ドイツ車にも乗っていたことがあるが、ハンドルに軽く手を添えておくだけでひたすらまっすぐ走ることにとても感心したのを覚えている。そのレベルではない。また、静粛性や乗り心地もドイツ車の方が上だ。

レガシィのハンドリングは、確かに日本車の中では高いレベルを持っていると感じるが、ドイツ車ほどどっしりとしたものではなく、どちらかというと、もう少し軽いもので、高速道路走行中は軽く手を添えておくだけというわけにはいかないものだ。

どうにかドイツ車のような片手だけで高速道路が運転できるような高い直進安定性・静粛性・乗り心地を手に入れられないかと思っていたが、その時に自動車雑誌で見かけたのがリジカラ(リジットカラー)というパーツだった。

車体のアジリティを高めるスプーン社製パーツ「リジカラ」

リジカラ(リジットカラー)とはホンダ車のチューニングで有名なスプーンスポーツ(SPOON SPORTS)が開発したボディーの剛性を上げる金具のパーツで、小さなUFOのような形をしている見かけはなんでもない金属パーツである。

これを車の接合部分に噛ませる事で、車の接合部分がより密着し、車の細かなブレがなくなり、直進安定性が向上するという。本当に、こんな小さな金属パーツで車の直進安定性が変わるのだろうか。

評判を調べてみだところそれが良かったこととあのスプーン(SPOON SPORTS)が開発したパーツということもあり、装着してみたので評価について紹介したい。

実際のところは大きく変わったというのが印象だ。私の場合は、まず、フロントのリジットカラーカラー取り付け後、後日の別の日にリアのリジットカラーも取り付けることとなった。

フロントとリアを同時に装着しなかったため、結果としてフロントとリアの効果を別々に体験することができた。効果はフロントとリアに分けて説明すると後述のようなものがある。

フロントのリジカラの効果(メリット)

まずはフロントから装着したため、リジカラのフロントの効果について紹介したい。

  • 昔乗っていたドイツ車(フォルクスワーゲン)のハンドリングのようにハンドルがセンター付近で少し重くどっしりと安定するようになった。
  • 運転中はハンドルに軽く手を添えておくだけでよいようになり、高速道路のみならず一般道でも運転が楽になった。
  • 直進安定性が向上して以前よりも多くの路面状況でまっすぐ走るようになった。

リアのリジットカラーの効果(メリット)

※この時はフロントも装着済みであった。

  • 車の走行が静かになった。ひとクラス上の車に乗り換えだ感じで、車自体の振動が静かになり、ボクサーサウンドっぽい低音が微かに車内に響くようになった。
  • フロントとリア両方にリジットカラーが入ったことによって、車の剛性感が高まり、ロールとピッチ自体が大きく減り、フラットに走るようになった。高速道路上でのレーンチェンジなどでレンジレンジが終わった後の車の揺り返しのようなものがなく、車がビシッと走るようになった。
  • レガシィツーリングワゴンの場合若干リアが固めで、路面の突き上げが強いときがあるが、それが緩和された。
  • 運転する人と同調する人、双方が体が揺すぶられにくくなった。その結果、運転者と同乗者が疲れにくくなった。

リジカラにはサスペンションを改良することと同等の効果が

結果的には、ノーマルでもまずまず直進安定性が高かったレガシィがドイツ車並みが、それ以上の直進安定性を手に入れると思っている。乗り心地や静粛性についても大きく向上している。

私の車は、まだサスペンションなどの足回りはいじってないものの、それに近い効果があるのではないかと思う。しかも、サスペンションなどの足回りに手を入れると乗り心地が硬くなるがリジットカラーの場合、そのようなネガティブな副作用もほとんどない。

リジカラ取り付けの費用

私の場合は、東京杉並区のスピードショップ タイプワンにて取り付けを行って貰った。部品代と工賃を合わせて私の場合、8万円程度であったた。(今はもっと工賃が安くなっている可能性はある)

サスペンションを入れるくらいだったら、こちらの方が良い場合もあるだろうと思う。あと他の意外な効果もある。

リジカラのアイサイトへの影響

装着しているアイサイトへの影響だ。

私の持っているレガシィは2010年のBR9モデルでアイサイトのver.2の出始めのモデルだ。

その後の毎年のマイナーチェンジモデルでは改良が行われており、アイサイトのスムーズさなどは改善されていると言われているが、私のモデルは、元のモデルの為アイサイトが時々スムーズに働かないときがある。

急なブレーキになったりかっくんブレーキになったり、ギクシャクとしたアイサイトの動きを時々感じていたが、リジットカラーを装着してからは、アイサイトのぎくしゃくとした動きもスムーズに感じられるようになった。

レガシィのアイサイトモデルオーナーでアイサイトの動きを少しでもスムーズにしたいと考えている人は装着してみると、感じは変わるだろうと思う。

リジカラのデメリット

一般的にはリジカラについては、ハンドルが重めになったり、乗り心地が固く感じたり、タイヤやボディのノイズが高まる場合があるというデメリットがあるとは言われているが、私の場合は、そういったデメリットは感じられなかった。

ただし、私の場合は、他のデメリットがあった。それは若干の燃費の悪化である。もちろんこれはリジットカラーが直接影響しているものではない。

車がスムーズに走るようになったため、運転が面白くなり私が少しスピードを上げてしまったからだろうと思う。特に加速時などは超フラットに加速するため、加速している感じが無くついついスピードが上がりすぎてしまう傾向にある。

これは嬉しいデメリットかもしれない。もちろん感じ方は、装着する車種によって人それぞれだと思う。私の意見は、ポジティブな意見だと思うが多くの意見の一つとして参考になればと思う。

(その他の参考記事:SEV ラジエターN1を装置してみてどうだったか?




サイトマップ(記事一覧)はこちら