STIで最も発売して欲しいサービス!? レガシィやレヴォーグのECUチューニング(ロムチューニング)

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現状では簡単には手を入れられないレガシィ・レヴォーグ等スバル車のECU

私自身がレガシィのカスタマイズでやりたいけれど簡単にはできないこととしてECUチューニング(ロムチューニング)がある。

ご存じのとおりECUとは、エンジンコントロールユニット(engine control unit)の略で、簡単にいうとエンジンを制御するコンピューター(ロム)の部分のことだ。

このECUチューニング(ロムチューニング)については、下手に手を出すと車自体のあらゆる部分に不具合が生じてしまい、またメーカーの保証も効かなくなってしまうため問題が大きく、手が出せないのが現状だ。

特にスバル車でアイサイト搭載車の場合、アイサイトの動作との干渉の可能性が大きいため、簡単にチューニングするわけにはいかない。

そのため、このECUチューニング(ロムチューニング)については、ぜひSTIに発売して欲しいと願うカスタマイズパーツ(サービス)なのだ。

約20万円でECUチューニング(ロムチューニング)が可能なボルボ

メーカー純正で、もちろん保証も付くようなECUチューニング(ロムチューニング)があれば良いと思うが、そんなものはないだろうと思っていると、びっくりすることにそれはあるのだ。

それは、ボルボの「ポールスター・パフォーマンス・パッケージ」だ。

「ポールスター」とは、ボルボの公式モータースポーツパートナーで、スバルでいうところのSTIのようなものだ。

「ポールスター・パフォーマンス・パッケージ」とは、ボルボのメーカー純正のECUチューニング(ロムチューニング)で、馬力(最高出力)、トルクともに大幅に引き上げることが可能なものだ。

(参考リンク:ポールスター・パフォーマンス・パッケージ | ボルボ・カー・ジャパン

適用が可能なエンジン(車種)もエントリー的なエンジン(T4エンジン・V40/S60/V60/V70)から、ディーゼルエンジン(D4エンジン・V40/S60/V60/XC60)、ハイパフォーマンスエンジン(T6エンジン・S60/V60/XC60/V70/XC70/S80)まで相当に幅広い。

このECUチューニング(ロムチューニング)はもちろん各ボルボディーラーにて請け負い、費用については20万円弱程度、新車保証等の保証にも影響を及ぼさない。本当にボルボ恐るべしだ。

落ち着いた北欧デザインのエクステリアとインテリアで油断させておいて、実は中身はオオカミみたいなことをしてくるのだから…(雑な例えで失礼)。

現状のSIーDRIVE(ドライブモードセレクター)の不満点

実際、多くのスバル車に搭載されているSIーDRIVE等のドライブモードセレクターなのだが、基本的にはとても便利なものだ。
私のレガシィにもドライブモードセレクター(SIーDRIVE)は搭載されている。

説明するとノンターボモデルのように最もエコで穏やかな「I(インテリジェントモード)」、同乗者に優しく、かつ運転者も楽しみたいときに使用できる「S(スポーツモード)」、最も過激な加速を味わいたいときに使用する「S#(スポーツシャープモード)」の3つのモードが用意されていて、もちろんエンジンの出力だけの調整にとどまるものの(足回りの固さなどに変更はない)車は別物のようにも感じるほどだ。

実際とても便利なドライブモードセレクターではあるが、不満がないわけでもない。

それは、実際のところ「S(スポーツモード)」を使わないということだ。

存在意義自体は理解できるものの、それを使う場面というのは私の場合は限られている。

ほとんどの場合、家族や人を乗せている場合は、「I(インテリジェントモード)」だし、一人のときは、「I(インテリジェントモード)」かレスポンスが欲しいときは、「S#(スポーツシャープモード)」に切り替えるぐらいだ。

実際のところ、「S(スポーツモード)」はいらないので、その代わりに「S#(スポーツシャープモード)」よりももっと過激なモードがあってもうれしいと思うのだ。馬力(最高出力)、トルクともに大幅に引き上げることが可能な「ポールスター・パフォーマンス・パッケージ」のように。

現状STIはECUチューニング(ロムチューニング)に消極的?

現状のSTIの各車別のパーツリストを見る限りECUチューニング(ロムチューニング)について積極的に行う予定はなさそうだ。

これまでのSTIが手がけたコンプリートカーのカスタマイズの傾向を見ていてもECUチューニング(ロムチューニング)は行わないという方向性も感じることができるだろう。

しかし、なんとしてもSTIにはボルボと同じようにアフターパーツと同じようなサービスとしてECUチューニング(ロムチューニング)をやって欲しいのだ。

できればボルボの半額程度の10万円から15万円でだ。

レガシィは(もちろん、レヴォーグもフォレスターなども)、元々の車の出来(でき)自体がとても素晴らしいだけに、純正のECUチューニング(ロムチューニング)のメニューがないのは本当に残念だ。

アイサイトの進化により年々スバル(もしくはSTI)社外品でのカスタマイズが難しくなっている中、STIの果たす役割へのユーザーの期待というのはますます大きくなっているはずだ。

「羊の皮を着たオオカミ」がお好きな人に

車の好みは人それぞれで、見ていて本当に面白い。

「見た目も中身もオオカミを好む人」、「羊の皮を着たオオカミを好む人」、「見た目も中身も羊を好む人」、または「オオカミの皮を着た羊を好む人」、人それぞれだ。

私の場合はというと、「羊の皮を着たオオカミを好む人」に該当する。私の場合は過度に目立つのはいやで、エクステリアは多くの人と同じ純正デザインに少し手を入れる程度が一番その車がかっこいいと感じる人間だ。

しかし、見えないところにはお金をかけてでも高性能にしたい。

特にすべての基礎となるボディ剛性やエンジンまわり、タイヤなど足回りには興味関心も高い。

各種のSTIパーツについても関連パーツについてはすべて装着しているし、タイヤもやっぱりポテンザやパイロットスポーツだし、リジカラなどを装着しているのもそういった理由でだ。

また、そういった目に見えないカスタマイズは、妻にはほぼばれないという大きなメリットもある(笑…笑)。

私以外でもそのような好みを持つ人も多くいるだろう。

そういった「羊の皮を着たオオカミを好む人」にとっては、ECUチューニング(ロムチューニング)は最高のカスタマイズとなるだろう。

そして、これを直系の(純正で)STIがやることに更なる大きな魅力が生まれるはずだ。

この米粒サイズの小さなユーザーの願いをSTIのだれかが見てくれていないかなとも思う。このような意見が多くの人からSNS等であがってくれることを願うばかりだ。




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