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レガシィについての質問を知人から時々されることもあるが、答えに困る質問というものもある。
最近受けた2つの質問を紹介すると…
一つは「レガシィが高級車か?」という質問だ。
レガシィは、同種の車の中では比較的お得な200万円台からスタートし、ターボモデルになると300万円を超えるような高価なモデルまである車だ。
加えて、ターボモデルでフル装備となると400万円を越える価格となってしまうため、高級車ととらえられてしまう場合もあるだろう。
しかし、日本には500万円を超える高級品の数多くあるし、外国車となると、高級車というとだいたい700〜800万円以上である。
そんなことから考えると、レガシィは、高級車ではなく、中級車、グレードによっては中の上ぐらいだと思う。
もう一つの質問はというと車の静粛性についてである。
レガシィは静粛性が高い静かな車か?ということである。
日本の多くの高級車はヨーロッパの高級車と比較しても随分と静粛性の高い車が多い。
日本車は世界一と言えるくらい静かである。
例えば、クラウンやフーガやレクサスなどがあるだろう。
もちろん、レガシィはそれらの高級車程ではないものの、ある程度静粛性が高い静かな車だとは思う。
しかし、レガシィのターボモデルの場合、ハイグリップタイヤを履くせいかタイヤの発するロードノイズは比較的大きいし、エンジン音についても、遮音材で随分と抑え込まれてはいるが、聞こえないというレベルではない。
そういったことから、レガシィに高級車ほどの静粛性は期待すると期待はずれになるだろう。
レガシィで静粛性を向上させたい場合は、ハイグリップタイヤをやめて静かなコンフォート寄りの高級車向けタイヤを履くことで大きく改善するだろうと思う。
しかし、レガシィはスポーツカー的な一面も持っているのでそれなりに騒がしてくても、ハイグリップなコンフォートスポーツタイヤが個人的にはいいと思う。
もちろん、スポーツカーを望む人にとって静かな車なんていらないだろうからだ。
静粛性の高い静かな出だしを望む場合はターボエンジンではなく、ノンターボのエンジンでタイヤの静かな高級タイヤを選ぶと良いだろうと思う。
ターボモデルよりもノンターボモデルの方が静粛性はロードノイズ、エンジン音ともに上のはずだ。
こうやって考えているとレガシィは微妙な位置にいる車なのかもしれないと思う。
高級車ではないが、決して安い車でもない。
トータルバランスでは相当に優れた車ではあるが、みんなのあこがれの的になるほど派手な車ではない。
いままでこのような微妙な位置にいたため、国内での販売もそれなりだったと思う。
しかし、アイサイトがレガシィに装着されてからというもの、少しずつそれらが変化しているようにも感じる。
ハイブリッドやディーゼルなどのわかりやすい魅力を持たなかったレガシィが、アイサイトという飛道具的な魅力を備えて派手さを増したからだ。
アイサイトがもたらす効果は、類似の技術が各社から発表されるまでの間、スバルの収益を押し上げるだろう。