レヴォーグSTIスポーツ(2.0STI Sport EyeSight・1.6STI Sport EyeSight)は買いなのか?人気のレヴォーグSTIスポーツの評価について考える

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レヴォーグの「あともう少し」にこたえるレヴォーグSTIスポーツ(2.0STI Sport EyeSight・1.6STI Sport EyeSight)

レヴォーグSTIスポーツ(2.0STI Sport EyeSight・1.6STI Sport EyeSight)は、昨年2016年の7月から新しく登場しているレヴォーグの最上級モデルである。

なかなか人気のようでレヴォーグの販売割合に占める売れ行きも上々のようだ。

レヴォーグを購入しようとしている多くの人にとって1つ下のグレードであるGT-S EyeSightモデルと比較の対象、または「どちらにすべきか」という点で悩みの種になっているのかもしれない。

レヴォーグSTIスポーツは、足回りや内外装などのわかりやすい部分により高級感や上質さを加えたようなモデルで、レヴォーグの「あともう少し」にSTIの力も加えてこたえたようなモデルになっている。

他の会社で見られるような「見た目だけスポーツ」で終わっていないところがスバル、STIらしいところだ。

これまでのSTIモデルとは別のもの あくまでも見た目にわかりやすいところを高めたグレード中の最上級・スポーツモデル

そのようなレヴォーグSTIスポーツ(2.0STI Sport EyeSight・1.6STI Sport EyeSight)であるが、これまでのSTIモデルと同じ流れを汲むものなのかというと、それは違ったものであるように見える。

これまでのSTIモデル(台数限定のコンプリートモデルなど)は、走りをとことん高め、走り好きを満足させるモデルであったが、今回のSTIスポーツはこれまでのそういったものとは趣は異なっている。

STIモデル(コンプリートモデル)は、これまでのSモデル(S207など)やtSモデルを想像するだろうが、それらSTIモデルとは別物、もしくはそこまでいかない入門用程度と考えた方が良い。

もちろん、これまでのSTIモデル同様に走りに手を加えられた部分というのもあるが、それらの足回りも含め見かけでわかりやすい部分における高級感を演出しているところも大きい。

メルセデス・ベンツでいうところのAMGではない「AMGライン」モデル、BMWでいうところのMではない「Mスポーツ」モデルのような量販グレードにおける1つの上級グレード(またはオプション)のようなイメージだ。

上記AMGラインにおいてもMスポーツにおいても、足回りと内外装に手を加えられているところを見るとスバルのSTIスポーツについても同様の考え方が取り入れられているように思う。

車に詳しくない人でも直感的にわかりやすい内外装の高級感、足回りであっても比較的感じられやすいダンパーなどに手を入れていて、これまでのSTIのコンプリートカーのように車に詳しい人でないと違いがわからない部分にまでというようなマニアックなチューンがなされているわけではない。

それが、これまでのSTIモデルとの大きな違いであるようにも思える。

「レヴォーグ STI Sport」の主要な装備

「レヴォーグ STI Sport」の主要な装備は以下のとおりだ。価格差の割には特別な装備が数多く充実している。

足回り系装備

  • 専用チューニング ビルシュタインフロントストラット(DampMaticRⅡ、倒立式)&コイルスプリング
  • 専用チューニング ビルシュタインリヤダンパー&コイルスプリング

外装系装備

  • 専用フロントバンパー
  • 専用フロントグリル
  • 専用LEDフロントフォグランプ
  • 専用18インチアルミホイール(ダークグレー+切削光輝)
  • 専用大型デュアルマフラーカッター
  • STIオーナメント(フロント/リヤ)

内装系装備

  • 専用本革シート(ボルドー/ブラック)
  • 専用マルチインフォメーションディスプレイ付レッドルミネセントメーター
  • 専用本革巻ステアリングホイール(レッドステッチ+高触感革)
  • 専用本革巻シフトレバー(レッドステッチ+高触感革)
  • 専用インパネセンターバイザー(レザー調素材巻+レッドステッチ)
  • 専用フロントコンソール(ボルドー/ブラック)(レザー調素材巻+レッドステッチ)
  • 専用スライド機構付コンソールリッド(ボルドー/ブラック+レッドステッチ)
  • 専用ドアトリム/ドアアームレスト(ボルドー/ブラック+レッドステッチ)
  • STIロゴ入りステンレス製サイドシルプレート(フロント)

その他の装備

  • 専用クランプスティフナー付電動パワーステアリング
  • アドバンスドセイフティパッケージ(標準装備)
  • WRブルー・パール(STI Sport専用色)

価格(消費税込)

レヴォーグ 1.6STI Sport EyeSight 3,488,400円
レヴォーグ 2.0STI Sport EyeSight  3,942,000円

続いて、レヴォーグSTIスポーツ(2.0STI Sport EyeSight・1.6STI Sport EyeSight)の良いところ(長所)、悪いところ(短所)について考えてよう。

レヴォーグSTIスポーツ(2.0STI Sport EyeSight・1.6STI Sport EyeSight)の良いところ(長所)

良いところ(長所)1 ビルシュタイン製 フロントストラット・リアダンパー・スプリングの専用パーツ・専用チューニング

このレヴォーグSTIスポーツ(2.0STI Sport EyeSight・1.6STI Sport EyeSight)における最も良いところ(長所)は何かと問われると、何の疑問もなく即答できるのがこれ(ビルシュタイン製 フロントストラット(ダンプマチックⅡ)・リアダンパー・スプリングの専用パーツ・専用チューニング)だろう。

私自身何が何でもビルシュタインが欲しいというわけではなく、カヤバ(KYB)でも上等と考えるところはある。

しかし、さすがのダンプマチックⅡとなると話は別だ。

さすがにこの価格帯の日本車でも、またはもう少し高価な日本車でもダンプマチックⅡを搭載する車は聞いたことがない。

それは当然のことダンプマチックⅡはS207に採用されるような超高性能・高級な足回りだ。

ダンプマチックⅡは、通常のバルブの他にコンフォートバルブなどを装備することで乗り心地を高めながら同時に操縦安定性も高めることにもつなげるような仕組みとなっている。

特にスバルのアイサイト搭載車においては、足回りの改造は、メーカーの保証が受けられないものなどの改造は基本御法度だけに、非装着車を後々このレベルのものに変更するということは現実的に不可能だ。

そういった点からもとても魅力的な装備である。

良いところ(長所)2 専用クランプスティフナー付電動パワーステアリング

上のフロントストラット・ダンパー・スプリングと同様にSTIが手を入れたのが、このパワーステアリングに関わる箇所(専用クランプスティフナー付電動パワーステアリング)だ。

レヴォーグ標準のステアリングは、このSTIスポーツでクランプスティフナー付電動パワーステアリングに置き換えられ、ステアリングギアボックスの取り付け剛性も高められている。

ステアリングを操作した際の応答性を高めながら、動きもしっとり穏やかな上質なものになるというメリットがある。

この変更もこのグレード意外を購入した後に行うことは実質不可能だろう。

「応答性が良いにもかかわらず、なめらかでしっとりとした身のこなし」のような効果は、ライバルとなる輸入外国車にも劣らないSTIらしいチューニング方針だろう。

良いところ(長所)3 専用18インチアルミホイール(ダークグレー+切削光輝)

もう1つ気になるのが、この専用18インチアルミホイール(ダークグレー+切削光輝)についてだ。

画像を見ていると作り込みは緻密で、かつデザインもSTIっぽさが光っている。

放射状に伸びるそれぞれのスポークは細く、繊細で標準グレードのものと比べ高級感を高めている。

それだけではない。

重量についても10%程度軽量化しており、走行性能を高める一因ともなっている。

アルミホイールはアフターパーツとして良いものもたくさんあるが、後々探すとなると数が多く面倒であるし、デザインとのマッチングも難しいものだ。

それに加えていいホイールは相当に高額でもある。

そういった意味で最初からこのようないいホイールを準備してくれているのは、この車の良いところだ。

良いところ(長所)4 インテリア・エクステリアの高級感の向上

専用のダンパーやスプリング、ステアリング、ホイールなどと比較するとそこまで大きく感じる部分ではないものの、内外装の高級感・質感の向上もこのSTIスポーツモデルの大きなメリット(長所)だ。

外装では、WRブルー・パール(STI Sport専用色)を選べるのは、人によっては(コアなスバリストにとっては)面白いと感じるかもしれないし、専用フロントバンパーや専用フロントグリル、専用LEDフロントフォグランプ、専用大型デュアルマフラーカッターなどは、それぞれ小さなデザインの向上ではあるものの、小さなものでも集まると大きなデザイン向上につながっているだろう。

また、内装においても、専用本革シート(私は皮シートには否定的だ)、専用マルチインフォメーションディスプレイ付レッドルミネセントメーター、専用本革巻ステアリングホイール(レッドステッチ+高触感革)、専用本革巻シフトレバー(レッドステッチ+高触感革)、専用インパネセンターバイザー(レザー調素材巻+レッドステッチ)などの高級感のある革製品などの多用などは、同じ車においても1グレード車格が上がったかのような印象を与えてくれるだろう。

内外装ともに、高級感を直感的に感じることができ、所有する喜びを感じやすいところだろう。

レヴォーグSTIスポーツ(2.0STI Sport EyeSight・1.6STI Sport EyeSight)の悪いところ(短所)

悪いところ(短所)1 フレキシブル系の補剛パーツが標準装備されていない

一番残念に思うところが、「フレキシブルタワーバー フロント」「フレキシブルドロースティフナー フロント」などのフレキシブル系の補剛パーツが標準で装備されていないことだ。

STIというとこれらの存在が当たり前だと考えていたところもあり、これを知ったときはとても残念に思ったものだ。

しかし、これまでのSTIモデルとは全くの別物、メルセデス・ベンツでAMGと「AMGライン」モデルが異なるように、スバルでもSTIスポーツとSやtSモデルと分けていると考えるならば、それも理解・納得できるし、がっかりは多少程度にまで減ったが…

また、これまでのSTIモデルのように台数限定ではない(1グレードとしての展開)理由についてもこれは関係しているだろう。

内外装のチューニングが中心のため、チューナーによる手作業が省かれており組み立てラインで十分に組み立てが可能だからだ。

特に、フレキシブル系補剛パーツの装着などは組み立てラインで人手を特別に割かず組み立てるのは難しいのだろう。

でもSTIらしく、それらが装着されていればポジティブサプライズだっただろう。

悪いところ(短所)2 相変わらずナビゲーションとオーディオはリアビューカメラ・ETCなどはオプション

グレードは最上級でも相変わらず相変わらずナビゲーションとオーディオはリアビューカメラ・ETCなどは全てオプション扱いだ。

レガシィのハーマンカードン、もしくはマッキントッシュのようなオーディオオプションはない。

レヴォーグの場合は高級・高性能なオーディオシステムをメーカー側で用意する考えはあまりないようだ。

ナビを安いものにして、コストを抑えられるメリットはあるものの、オーディオにこだわりたい人には物足りない。

400万円を確実に超えてくるだろう車を購入する人にとって隠れた楽しみが専用高級オーディオであったりもするのでこの点は残念だ。

また、オプションである程度高級なナビゲーションシステムとオーディオをつけると500万円オーバーにもなりかねない。

外装や内装の見かけの高級感にこだわるよりも、まずはオーディオにこだわりたいというニーズも一定の割合はあるのではないだろうか。

GT-S EyeSightモデルとの40万円の差をどう考えるか?

これについては、多くの人が気になることだろう。

1.6モデル、2.0モデルともにSTI Sport EyeSightモデルと1つ下のグレードであるGT-S EyeSightモデルとを比較すると、価格差はおおよそ40万円程度だ。

この40万円の差をどのように考えたらよいだろうか?

STI Sport EyeSightモデルでは、GT-S EyeSightモデルで標準装備でないアドバンスドセイフティパッケージとウェルカムライティング&サテンメッキドアミラーと本革シートが標準で装備されていることを考えると、オプション価格から考えるにこれだけでも17万円から20万円弱の価値はあるだろう。

残り20万円から20数万円くらいのところでダンプマチックⅡなどの足回りチューン、ステアリングチューン、アルミホイール、内外装ドレスアップが手に入るのであればそれなりにお買い得のようにも思える。

メルセデス・ベンツのCクラスにおけるAMGラインのオプション分価格も、BMWにおけるMスポーツのオプション分価格もおおよそ40万円前後、そういった部分からも40万円程度を目安と考えたのだろうがお買い得感はそれら海外メーカーと比べても決して劣っていないだろう。

個人的には、上昇幅はレヴォーグの場合30万円ぐらいまでに抑えて、海外の会社よりも割安感を演出して欲しかったこともあるが…
最近、それらの海外勢は、大幅な値引き販売をしている場合もあるので、メルセデスやBMWのそれらのモデルの方がより割安に買える可能性だってあるのだから。

良くも悪くもこれまでのSTIらしくないSTIスポーツ 見える部分にも配慮

今回のSTIスポーツモデルであるが良くも悪くもこれまでのSTIらしくないモデルだ。

上でも少し触れたが、これまでのSTIというと社内外の高級感などの見かけの部分で走りに関係のない部分については、チューニングすることは最小限に抑え、その予算を車の走りの部分につぎ込んでいる印象だった。

車に詳しくない人では、その変化に通常気づかないような微細な部分についても徹底的にこだわり、そいうった部分にお金をつぎ込んでいる印象だった。

しかし、今回のSTIスポーツについては、少し異なっているような印象で、見かけの高級感など直感的に感じやすいところにも配慮されている感じだ。

そういった意味で良くも悪くもSTIらしくないところもある。

内外装はSTIではなく、主にスバルが関わったところが大きいのだろう。

STIエンブレム(オーナメント)装着の違和感

そのようなことを考えながら、このSTIスポーツモデルの画像をじっくり眺めていると、STIエンブレム(オーナメント)について違和感も少し感じるところもある。

このSTIスポーツモデルは、STIのエンブレムをつけるに値する車だろうか?ということだ。

WRX STIのようなモデルもあるのだから違和感はないのかもしれない。

しかし、これまでの自分のSTIエンブレム(オーナメント)をつけた車のイメージというと、個人的感想ながら、それ自体が神聖なもののようで、または、水戸黄門の印籠(笑)のような印象でもあったりする。

STIエンブレムがあるだけでこの車は、ただ者ではないと感じるし、外国製輸入車に匹敵するほど高価で、しかし一見そうは見えない車にあえて大金を出して購入していることに対してオーナーへの尊敬の念を感じたりもする。

また、競争心(もちろん競争は嫌いだが…)自体も萎えてしまうような、恐ろしさというか怖さを感じる人もいるだろうし、そうでなくともSTIが持つスパルタンな印象を強く受ける人もいるだろう。

スバリストの全てが上のように感じないだろうが、近い感覚を感じる人もいることだろうと思う。

メルセデスのAMGエンブレム(オーナメント)もBMWのMエンブレムも、またアウディのSエンブレムでもそれは同じだ。

そういったことからエンブレム(オーナメント)の使用にあたっては、特に輸入外国車においてはしっかりとした考えや基準などがあるような気もするところだ。

メルセデスのAMGラインモデルであっても、BMWのMスポーツモデルでもそれぞれAMG・Mエンブレム(オーナメント)はついていない。

実質、STIは足回りとステアリングまわりしかチューニングしていないだろうから(内外装はスバル側のチューニングだろう)、それでSTIバッジが付くのは、STIバッジの安売りのようで、もちろんそんなことはないだろうが、少し違和感があるところも正直ある。

割安で超高性能な新型インプレッサと割高でもう少し高性能なレヴォーグ?

もう1つ思うところは、価格と内容を見れば見るほど割安感が強い新型インプレッサと、割高感が強いレヴォーグが対照的に見えてくるところだ。

例えば、1.6STI Sport EyeSight(3,488,400円)と新型インプレッサスポーツの2.0i-S EyeSight(2,592,000円(AWDモデル))には約90万円程の価格差が現状ある。

この2つのスバル車であるが、アイサイトの機能(全車速追従機能付クルーズコントロールや車線中央維持機能など)は一緒で、インプレッサスポーツの2.0i-S EyeSightについては、アクティブ・トルク・ベクタリングも搭載しており、コーナーもレヴォーグに負けないぐらい攻められる車だ。

速さにおいて少し詳しく触れると、インプレッサの最上級モデルである2.0i-S EyeSightは性能を劇的に向上させており、レヴォーグと比較した場合、全くの直線レースでない限り、カーブがあるような、例えばサーキットなどにおいては、それほど大きな差がなくなってきつつあるように思える。

某雑誌のサーキットにおける計測記事などを読んでいても、レヴォーグなどの2.0ターボモデルはそれほどタイムは向上していないようにも感じるが、新型インプレッサの2.0i-S EyeSightモデルについてはさすが大きく向上しているような印象だ。

某雑誌の筑波サーキットのタイム計測では、インプレッサの2.0i-S EyeSightモデルが1分13秒台を出しており、たいそう驚いたものだ。

記憶に謝りがあるかもしれないがレヴォーグの2.0ターボモデルでも1分10秒前後だと記憶しているので、インプレッサとレヴォーグの間にはそれほど大きな差がなくなってきつつあるように感じる。

その要因は、インプレッサ2.0i-S EyeSightが標準で備えるアクティブ・トルク・ベクタリングもあるだろうが、シャシーまで含めた車の全体のレベルの高さも大いに関係していることだろう。

また、予防安全に関わる機能であるアドバンスドセイフティパッケージもインプレッサでは機能ダウンするものの(基本的に必要な機能は抑えている)、レヴォーグの約半額の54,000円でメーカーオプションとして装着することも可能だ。

割安で超高性能な新型インプレッサと割高でよりもう少し高性能なレヴォーグ、そんな印象が頭の中に残る。

レヴォーグSTIスポーツ(2.0STI Sport EyeSight・1.6STI Sport EyeSight)は買いか?レヴォーグSTIスポーツの評価を考えると…

1.6STI Sport EyeSightモデル 残念ながらあまりおすすめできない

まず1.6STI Sport EyeSightについて考えると、残念ながらあまりおすすめはできないところがある。

その理由は、性能にも価格的にもあまりにもよく出来すぎたインプレッサ(特に2.0i-S EyeSightモデル)の存在があるからで、それらと比較して割高感のあるレヴォーグを、またよりそれが強い1.6モデルをすすめる理由があまり思い当たらないからだ。

レヴォーグが悪いというよりも(出来すぎという意味で)新型のインプレッサの方が悪いのかもしれない(新型インプレッサユーザーにとっては嬉しいことだ)。

もし仮に、レヴォーグの1.6STI Sport EyeSightとインプレッサの2.0i-S EyeSightモデルを迷っているような人がいれば、予算的に迷わずインプレッサの2.0i-S EyeSightモデルをすすめるだろう。

そのような人は、迷わずインプレッサを買って色々な意味で損をしないはずだ。

昨年からインプレッサは大小の賞など得ているが、私も本当に日本車の中で最もバランスの高い1台だと思うところがある。

もしくは、予算的に問題ないのであれば同じ予算帯でSTIスポーツでないレヴォーグの2.0GT-S EyeSightモデルをすすめるだろう。

2.0ターボモデルは、2.0は必要のない、1.6で十分と考えているような人でも、一度2.0モデルを所有してみることを強くすすめたい。

高速道路などを流しているだけで気持ちいいと感じられ、虜になるような本当にいいエンジンだ。

1度2.0モデルに乗ってしまうと1.6には戻れなくなるだろう。

また、輸入外国車ではこれぐらいの価格帯(300万円から500万円ぐらい)では手に入らない超高性能エンジンでもある。

2.0STI Sport EyeSightモデル 強くおすすめできる

対して、2.0STI Sport EyeSightであるが、予算さえ許すのであれば強くおすすめできる。

スバルの2.0ターボモデルがどんどん高価になっていてその点は正直良くないことだとは強く思うが(STIスポーツモデルぐらいがレヴォーグ標準モデルぐらいになって欲しいところではあるが…もちろんSTIバッジもいらないので)、2.0GT-S EyeSightモデルよりも40万円高になっている点は渋々納得できる内容だろう。

また、予算などの都合によってはレヴォーグ2.0GT-S EyeSightにフレキシブル系の補剛パーツを装着する方が良い場合もあるのではないだろうか?と考える人もいるだろう。

もちろんそれも一案ではあるが、それよりもまずは2.0STI Sport EyeSightモデルを購入することをおすすめしたい。

S207でも採用されているビルシュタインのダンプマチックⅡやその他ステアリング系の補剛、専用アルミホイールなどにグレードアップすることは後々難しいことだろうと思うので、このモデルを購入するしかないからだ。

「フレキシブルタワーバー フロント」「フレキシブルドロースティフナー フロント」「フレキシブルサポートサブフレームリヤ」のフレキシブル系補剛パーツについては、購入時には予算が追いつかなくても、後々少しずつ取り付けていけばよいだろう。

これらのフレキシブル系補剛パーツも本当におすすめだ。

レガシィに私も取り付けているが、これらがない車に乗るのは今となっては考えられないからだ。

トータルで考えるとあまりにもとても高額(500万円以上?)になってしまうが、同クラスの輸入外国車を購入するのであれば、性能的には相当お買い得であるともいえる。

あえて見栄を張らずに本当にいい車に乗りたい人には

500万円から800万円程度の輸入外国車を買うのであれば、それら輸入外国車よりも2.0STI Sport EyeSightの方が強くおすすめできる。

走行性能から安全性能、内外装まで全てが高次元だ。

今回のSTIスポーツでは、内外装の見かけの部分でも輸入外国車に負けないような質感を高めたところが嬉しい。

500万円から800万円程度の輸入外国車であれば、エンジン出力などの面で、レヴォーグの2.0モデルが負けるようなモデルもそれほどないはずだ。

また、予防安全性能においては、アイサイトが負けるのはメルセデス・ベンツのレーダーセーフティパッケージぐらいだろう。

もちろんこちらの方が、高価な多くのセンサーなどを用いて高度に組み上げられているため、クルーズコントロールやレーンキープ性能なども含めて劣る部分があるが、アイサイトでも十分高度であるため、役目はしっかり果たすだろう。

輸入外国車で見栄を張りたい人もいると思うし、逆にそういった派手さを嫌う人もいるだろう。

あえて見栄を張らずに本当にいい車に乗りたい人にはレヴォーグ2.0STI Sport EyeSightは本当におすすめな1台だといえる。

どんなに高級感があっても、メルセデスやBMWのように見栄を張っている感じがぜんぜんしないところもとても好印象だ。

逆に見栄を張りたいような人にとってはレヴォーグはそのような車にはまだ残念ながら映らないかもしれない。

STIが関与するモデルではあるものの、フレキシブル系補剛パーツが最初から付いていないなどのデメリットもあるが、それらのパーツを少しずつ足していくことで、きっと簡単には手放せない、とても長く乗ることのできる1台になることは確かだろう。




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