5代目レガシィ B型2.5GTアイサイトと最新D型2.0GT DITを比較してみた

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レガシィは、「年改(年次改良)」という名前で毎年マイナーチェンジを行っている。

ご存じの通り一般的な自動車メーカーのマイナーチェンジはというと、数年に一回程度で頻度も程度もまちまちなのが当たり前で、レガシィ(スバル)のマイナーチェンジの頻度(スピード)は他の自動車メーカーと比べると驚くほどであると思う。

しかもレガシィの場合、マイナーチェンジというよりも、フルモデルチェンジ並の改良を施してくる場合もあり、それだけに多くのレガシィオーナーは毎年年改の時期には、それが相当に気になっていることだろうと思う。
B型オーナーにの私にとっても、結構気になることだ。

今年(2012年)も年改が行われ、2012年バージョンのレガシィが発表された。

全体的なことをみるとマイナーチェンジの枠を超えていると思えるような大きな改良だ。
外見はマイナーチェンジ前との変化は(グリルを除き)大きくはないが、中身は全く別の車と言ってもよい。

スペック上の違いについてまとめてみたい。

1.排気量

・B型2.5GTアイサイトが排気量2500c(2457cc) であるのに対して、最新D型の2.0GT DITの場合2000cc(1998cc)

→エンジンがダウンサイジングするため、もちろん各種の税金など維持費が安くなる。

2.馬力とトルク

・最高出力が2.5GT アイサイトが285馬力、最大トルクで35.7kgm に対し、レガシィ2.0GT DITは、300馬力、最大トルクは40.8kgmとなる。

→馬力、トルクともにDIT が上回る。

3.燃費

レガシィ2.5GT アイサイトが10.15モード燃費で11.2km/L、JC 08モード燃費で10.2km/L、2.0GT DIT の場合は10.15モード燃費で13.2km/L、JC08モード燃費で12.4km/Lとなる。

→リットル当たり2kmの燃費向上になっている。

4.減税、補助金

2.5GTアイサイトの場合はエコカー減税またはエコカー補助金の両方とも対象となっていなかった。
しかし、2.0GT DIT の場合はエコカー減税の対象とならないものの、エコカー補助金の対象とはなる。

5.トランスミッション

2.5 GT アイサイトは5速ATであるのに対し、レガシィ2.0GT DITは、高トルク対応型のリニアトロニック(CVT)となる。
両方ともATであっても、パドルシフトによりシフトチェンジを行うことができるが2.5GT アイサイトは5速であるのに対し、2.0GT DITは、8速に区切ってパドルシフトで操作することができる。

6.価格差

2.5GTアイサイトよりも2.0GT DITの方が約10万円ほど値段が高くなる。
しかし、10万円高くなったとしてもエコカー補助金が出ることや、燃費がよくなることを考えるとペイできる金額差だと思う。

ほとんど2.0GT DIT に対してはネガティブな点はないと思う。
あるとするとアイサイトがまだ設定されないのと、タイヤサイズが17インチから18インチになることだろう。

18インチの方がデザイン的には格好良いので、それが良い人にとってはいいが、普通の人にとってはタイヤのメンテナンス費用がとても高くなってしまうのでコスト的には17インチの方がベストだと個人的に思う。

ちなみにアイサイト付きに関しては、2012年9月頃に登場だということだ。

私の場合であれば、アイサイトが装着されるまで2.0GT DITの購入は待つと思う。

比較すると私の乗っている、2.5GTアイサイトの方が負けてしまっている。しかし、今でもどちらかを選ぶとすると私の今乗っている2.5GTアイサイトを選ぶだろう。

それぐらいアイサイトという装備は便利で魅力的な装備だからだ。

9月に登場する予定の2.0GT DITの登場がとても楽しみだ。




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