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レガシィ B4 DITの中古車を狙っている人へ! 3年落ち(2013年登録車)・走行3万キロ未満中古車でレガシィB4 DIT以外に検討すべき車はあるか考えてみた
レガシィB4 DIT(ターボモデル)に興味がある人にとっては、新車で購入することができなくなったと嘆いている人も多いことだろう。
(参考記事:レガシィB4(2015年型)を試乗しての感想と評価。新型レガシィは買いか?(試乗記) )
(参考記事:新型レガシィは厳しい評価?5代目レガシィTWオーナーの私が6代目に乗り換えない理由 )
(現行のB4はノンターボモデルのみ)したがって、レガシィB4のターボモデルを手に入れたい場合は、先代のモデルを中古車として探すしかない。そうなってくると気になってくるのが、中古車市場におけるレガシィB4 DITにおける、他社のライバル車種だろう。
今回は、レガシィB4 DITの中古車を検討している人に向けて、その他のライバル車種にどのようなものがあるかを考えてみたい。ハイパフォーマンスセダンというとレガシィB4 DITが相当に強くなってくるため、良いライバルが見当たらないかもしれないが、視点を変えて考えてみると面白い車も見つかるかもしれない。
以下では、2016年7月現在における、約3年落ち(2013年登録車)・走行3万キロ未満中古車でレガシィB4 DITのライバルになるような車を紹介したい。
B4 DIT以外で比較・検討すべき車1 マツダ アテンザセダンXD(ディーゼルモデル)
必ず候補リストに入れておきたいのがマツダのアテンザセダンのディーゼルモデルXDだ。
(参考記事:アテンザはレガシィを超えたか?(新型アテンザを試乗してみて感じたこと) )
(参考記事:マツダのアテンザワゴンとレガシィツーリングワゴンはどっちがいい車か?ライバルを比較してみた。 )
2.2リッターのディーゼルターボエンジンを搭載し、JC08モード燃費はリッターあたり20.0キロ、馬力は175馬力、トルクは42.8kgmとなる。
アテンザセダンのディーゼルモデルについては言わずもがなだろう。高性能なディーゼルエンジンを搭載し、トルクも強大、長距離ドライブも楽で燃費も良く、そもそもの軽油の値段自体も安い。
3年落ちの中古車価格の目安は240万円から270万円ぐらいのとことだろう。ディーゼルのXDモデルは装備も相応に充実しているし、中古車の中には安全装備等についてもフル装備の車もそれなりにある。
走行性能においては、もちろんDITのターボにはかなわないが、全体のバランスの高さからみると十分にアリな1台だ。
B4 DIT以外で比較・検討すべき車2 BMW 320i
次に、候補として見ておきたいのがBMWの320iだ。
こちらはガソリンの2リッターターボで184馬力、トルクが27.5kgmとなる。
中古車市場における価格帯の目安は、260万円から370万円といったところか。300万円以下でも狙えないことは全くないのがうれしい。新車価格が450万円程度となるため、中古車の割安感もそれなりに高いだろう。
また、同じくBMWの320dのディーゼルモデルもとてもお勧めできるモデルだ。ガソリンモデル(320i)との中古車における価格差は10万円から15万円程度でこちらもそれなりに割安感があり、こちらの方が実は面白いかもしれない。
B4 DIT以外で比較・検討すべき車3 メルセデスベンツ C180
BMWと共に見ておきたいのが、現行モデルとは顔つきなどが大きく変わってしまった先代のメルセデスベンツC180だ。
ガソリンの1.8リッターターボで156馬力、トルクは25.5kgmとなる。3年落ちの中古車価格の目安は、250万円から330万円程度でBMWの320i以上に割安感が強い印象だ。
新型のCクラスやライバルの3シリーズの人気が高いため、その分旧型の価格が下がっている可能性もある。割安なため、同じ予算でも運が良ければ、よりエンジン排気量の大きいC200やC250等も狙える可能性もあるのが良い。
メルセデスベンツというと何かと高級イメージではあるが(実際も高級だが…)、このあたりであれば十分に狙えるし、車自体の満足感はそれなりに高いはずだ。
B4 DIT以外で比較・検討すべき車4 アウディ A4 2.0 TFSI
BMW、メルセデスベンツとくれば、アウディも見ておきたいところだ。上記で挙げた320iやC180あたりに対抗する中古車といえば、A4 2.0 TFSIあたりであろうか。
2リッターのターボエンジンを搭載し、180馬力、トルクは32.6kgmとなっている。
3年落ちの中古車価格の目安は260万円から350万円程度と320iやC180あたりと変わらない印象だ。価格は上がってしまうが、クワトロモデルを探すのも容易で、その場合、スバルにも劣らぬAWDモデルを手に入れることができる。
そのため、積雪がそれなりにある地域であればA4のクワトロモデルも有望な選択肢になるだろう。
B4 DIT以外で比較・検討すべき車5 トヨタ クラウンアスリート
外国車よりも日本車という人には、トヨタのクラウンアスリートを検討してみても良いだろう。2012年の年末の発売からちょうど3年程度が経過し、新顔(現行モデル)のクラウンアスリートも中古で狙えるようになってきたところだ。
ハイブリッドではないガソリンモデルの場合、2.5リッターガソリンNAエンジンで、203馬力、トルクが24.8kgmとなる。
人気のためか中古車価格はやはり高めで、310万円から450万円といったところだろうか。クラウンアスリートにはハイブリッドモデルも人気だが、その場合はガソリンモデルと比較して10万円から20万円程度高くなっている。
クラウンアスリートもなかなか悪くないのかもしれないが、レガシィのB4 DITを狙うような人が100万円以上も高いクラウンに魅力を感じるかというと少々厳しい感じもするところだ。
後部座席に乗る人も快適度合いはB4を大きく勝るだろう。B4 DITとクラウンアスリートの良さは、多くの点において異なるため、なんとも言えない部分もあるが、ピンときた人は見ておいて損はないだろう。
そもそもレガシィB4 DITはどうなのか?
最後になってしまい、順番的に少しおかしいかもしれないが、レガシィB4 DITについても触れてみたい。
レガシィB4 DITはガソリンの2リッターターボモデルで、300馬力、トルクが40.8kgmとなっている。上で紹介した他社のライバルと比較するとエンジン部分に関しては圧倒的な強みを有している。
3年落ちの中古車価格の目安は、250万円から280万円というところだろう。マツダのアテンザの中古と比較すると、レガシィB4 DITの方が10万円程度高いようだ。
新車価格で比較するとB4 DITとアテンザは、30万円から50万円程度レガシィB4 DITの方が高いにかかわらず中古車市場ではそこまでの差はついていない。これは中古車市場における人気の度合いを反映しての事だろう。
こういったことから、マツダのアテンザの中古方が少し割高で、B4 DITの方が割安な感じだ。レガシィB4 DITの魅力はなんと言っても強大なエンジンパワーだ。アイサイトと合わせ、スバルの「速くて安全な車」の思想を具現化したようなモデルでもある。
少し割高に思えるアテンザのディーゼルモデルを買って燃料代(軽油)で節約するという手ももちろんある。しかし、私のお勧めは、あくまでも高性能で割安なB4 DITだ。
(参考記事:海外の高級スポーツカーを買えない普通のサラリーマンにレガシィのターボモデルを勧める5つの理由 )
上記の通り同じ予算でも外国車を含め色々な選択肢があることを確認したが、色々考えてもなおレガシィB4 DITの優位性を確認できるだろう。
参考:カーセンサー